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色彩工房ver4.0
カラーシミュレーション・ツール
操作ガイド

操作編

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カラーシミュレーション操作の流れ

  • ① 部位の範囲指定
  • ② 範囲指定⇒パス登録
  • ③ 次の部位を範囲指定する
  • ④ 部位の一括範囲指定⇒パス登録
  • ⑤ パス名変更(部位名をつける)
  • ⑥ 範囲指定画像の保存(上書き保存)
  • ⑦ レイヤーの作成
  • ⑧ 部位(パス)の呼び出し
  • ⑨ 色の選択⇒シミュレーション
  • ⑩ 範囲指定の解除
  • ⑪ シミュレーション画像の保存(別名保存)
  • ⑫ 印刷

部位の範囲指定

① 多角形ツール新規選択モードで外壁部分を範囲指定します。

外壁のマスキング

② その中の開口部の部分は現在の選択範囲から一部削除モードで範囲指定します。

外壁のマスキング

③ さらに離れた部分の外壁は選択範囲に追加モードで範囲指定します。

外壁のマスキング

範囲指定⇒パス登録

① 外壁部分の範囲指定ができたら、選択範囲⇒パス登録(マスク)ボタンをクリックします。

外壁マスキングの登録⇒パス指定

② パスウィンドウパス1と登録されます。

外壁マスキングの登録⇒パス指定

③ パス1を、スォッチウィンドウ(ePaint_Maskカラー.aco)の外壁1 #ff0000をキーボードのCtrl+C=コピーして、すぐにCtrl+V=ペーストします。外壁1 #ff0000へ名前変更します。(外壁は今回1箇所なので、外壁1 #ff0000にします。)

外壁マスキングの登録⇒パス指定

次の部位を範囲指定する

① パスウィンドウの何も無い部分(赤点線枠内のエリア)をクリックします。

次の部位をマスキングするとき

② 左図のように反転がパス指定が解除されます。

次の部位をマスキングするとき

③ パス指定が解除されると、画像の線や点線が消えます。この状態になったら次の部位指定が可能です。

次の部位をマスキングするとき

部位の一括範囲指定⇒パス登録

① 多角形ツールの新規選択モードで破風および雨どい部分を範囲指定します。一括してのため、部位がつながる場合はそのまま続けてマスキングしていきます。

破風板・雨戸・雨どいのマスキング(一括指定)

② さらに離れた部分の外壁は選択範囲に追加モードで範囲指定します。

破風板・雨戸・雨どいのマスキング(一括指定)

破風板・雨戸・雨どいのマスキングの登録⇒パス指定

③ 外壁部分の範囲指定ができたら、選択範囲⇒パス登録(マスク)ボタンをクリックします。

破風板・雨戸・雨どいのマスキングの登録⇒パス指定

④ パスウィンドウパス1と登録されます。

パス名変更

パス名変更(部位名をつける)

① パスウィンドウパス1と登録されます。

パス名変更

② パス1を、スォッチウィンドウ(ePaint_Maskカラー.aco)の破風 #aa0000をコピーして(Ctrl+C=コピー)、パス1から破風 #aa0000へ名前変更します。

パス名変更

③ 今回は破風板・雨戸・雨どいが一括指定なので、破風 #aa0000とした後、さらに分かりやすくように、破風板・雨戸・雨どい #aa0000に名前変更します。部位の範囲指定がすべてできたら、ファイルを上書き保存しておきます。

パス名変更

範囲指定画像の保存(上書き保存)

全部の部位の範囲指定が終わったら、メニューバーのファイル(F)保存(S)でこの画像にパスを保存しておきます。
この処理を行うことで、時間の要する範囲指定(マスキング)作業を1回で済ませ、作業時間短縮と効率化を図ることができます。

範囲指定画像の保存(上書き保存)

ファイル保存の際の注意事項

下図のウィンドウが表示されたら、画質オプションの画質(Q):12 最高(低圧縮率)ファイルサイズは(大)であることを確認して保存してください。
それ以外の設定にすると画質が劣化圧縮され、シミュレーション時の色で保存されなくなります。

範囲指定画像の保存(上書き保存)

設定ができたらOKボタンをクリックします。

レイヤーの作成

レイヤー(=画像合成機能)を使って1ファイル(.psd)で配色コーディネイトする際に便利な機能です。パターン毎に1ファイル(.jpg)で仕上げる場合は次の⑧部位(パス)の呼び出しへ進んで下さい。

① パスの外壁1 #ff0000をクリックし、カラーツールの登録パス⇒選択範囲をクリックします。

外壁 レイヤー作成

② 外壁部分が点線化されます。このときにキーボードのCtrl+C=コピー、すぐにCtrl+V=ペーストします。(メニューバーの編集(E)コピー(C)編集(E)ペースト(P)でもOKです。)

外壁 レイヤー作成

③ レイヤーウィンドウに左図のレイヤー1が出来上がります。出来上がったら、スォッチウィンドウ(ePaint_Maskカラー.aco)の外壁1 #ff0000をキーボードのCtrl+C=コピーして、すぐにCtrl+V=ペーストします。外壁1 #ff0000へ名前変更します。

外壁 レイヤー作成

レイヤーの部位名に色番号を入力する

① スォッチウィンドウで色をクリックしたときに、色番号の上でダブルクリックすると文字が反転するのでCtrl+C=コピーします。

レイヤーの部位名に色番号を入力する

② レイヤーウィンドウに切り替え、外壁1 #ff0000をダブルクリックします。

レイヤーの部位名に色番号を入力する

③ 外壁1 #ff0000の #ff0000だけ反転し、Ctrl+V=ペーストします。

レイヤーの部位名に色番号を入力する

④ 外壁1 #ff0000 が 外壁1 J02-70T に置き換わります。

レイヤーの部位名に色番号を入力する

レイヤーを使った場合

1ファイル(.psd)で配色コーディネイト

レイヤーは外壁1 #ff0000を反転しておき、パスの外壁1 #ff0000をクリックし、カラーツールの登録パス⇒選択範囲をクリックし、外壁1 #ff0000を点線化します。

外壁パスの呼び出し

レイヤーを使わない場合

パターン毎に1ファイル(.jpg)で仕上げる場合

レイヤーは背景を反転しておき、パスの外壁1 #ff0000をクリックし、カラーツールの登録パス⇒選択範囲をクリックし、外壁1 #ff0000を点線化します。

外壁パスの呼び出し

色の選択⇒シミュレーション

① スォッチウィンドウJ02-70Tをクリックします。ツールボックスの塗り替え色パレットにJ02-70Tが表示されます。カラーツール>有彩色への塗装をクリックします。

色の選択

② 左図のように外壁1 #ff0000がJ02-70Tに塗られます。

外壁マスキングの登録⇒パス指定

範囲指定の解除

メニューバーの選択範囲(S)選択を解除(D)をクリックします。

範囲指定の解除

またはキーボードのCtrLDも同様です。

範囲指定の解除

下図のように点線が消えます。

範囲指定の解除

シミュレーション画像の保存(別名保存)

シミュレーションが完了したら、メニューバーのファイル(F)別名で保存(A)でファイル名を付けて画像を保存します。

シミュレーション画像の保存(別名保存)

ファイル保存の際の注意事項

レイヤーを使っている画像は、.psd(Photoshopファイル形式)での保存のみになります。

シミュレーションした画像をメールで送信したい場合、他のアプリケーションソフトで利用したい場合は、ファイル形式(F):をドロップダウンし、JPEG(*.JPG,*.JPEG,*.JPE)形式を選択して、ファイル名(N):に現場名や色番号、提案番号など分かりやすく名前を付けて保存します。

シミュレーション画像の保存(別名保存)

下図のウィンドウが表示された場合は、OKボタンをクリックします。

シミュレーション画像の保存(別名保存)

印刷

① シミュレーション画像を印刷する場合は、メニューバーのファイル(F)プリンタ(P)をクリックします。

印刷

② 下図のウィンドウが表示されます。

印刷

  • プリンタ設定:お持ちのプリンタで色の調整をする場合はこのボタンをクリックするとそのプリンタのソフトが起動します。
  • レイアウト:用紙の向きはいずれかを選択すると縦置き/横置きになります。
  • メディアサイズに合わせて拡大・縮小(M):選択した用紙にフルサイズで印刷したいときにチェックボックスをクリックします。

設定が完了したらプリント(P)ボタンをクリックすると印刷が実行されます。

印刷すると色が異なる場合

Photoshop v24.3/v23.5.5

印刷

カラーマネジメント>カラー処理(N)Photoshopによるカラー管理を選択します。

こんなときの外壁シミュレーション

レイヤーを使った合理的な外壁パスの作成方法

レイヤーを使ったパス作成方法

① 外壁全体のパスを作ります。

レイヤーを使ったパス作成方法

② 多角形ツール現在の選択範囲から一部削除モード外壁全体から2Fの青い外壁部分を削除します。下図の緑線のようにざっくりと青い外壁部分を開始点から終了点まで囲い込みます。

レイヤーを使ったパス作成方法

白い外壁部分の外壁1F部分が残ります。

レイヤーを使ったパス作成方法

レイヤーを使ったパス作成方法

③ これを外壁1としてパスを作ります。

レイヤーを使ったパス作成方法

④ 外壁全体のパスをクリックし、カラーツールの登録パス⇒選択範囲をクリックします。外壁全体が点線化されます。このときにキーボードのCtrl+C=コピー、すぐにCtrl+V=ペーストします。(メニューバーの編集(E)コピー(C)編集(E)ペースト(P)でもOKです。)

レイヤーを使ったパス作成方法

⑤ レイヤーウィンドウに左図のレイヤー1が出来上がります。出来上がったら、パスウィンドウの外壁全体をキーボードのCtrl+C=コピーして、すぐにCtrl+V=ペーストします。外壁全体へ名前変更します。

レイヤーを使ったパス作成方法

⑥ パスウィンドウの外壁1のパスをクリックし、カラーツールの登録パス⇒選択範囲をクリックします。このときレイヤーウィンドウは外壁1を指定しておきますが、カラーツールの登録パス⇒選択範囲をクリックすると、外壁1のパス反転は消えます。

レイヤーを使ったパス作成方法

⑦ キーボードのDeleteキーをクリックします。レイヤーウィンドウの外壁全体から外壁1が消えます。

レイヤーウィンドウの背景を非表示にすると、外壁全体から外壁1が消え、外壁2F部分が残ったことがわかります。

レイヤーを使ったパス作成方法

メニューバーの選択範囲(S)選択を解除(D)で動いた点線を消去します。

⑧ 再びメニューバーの選択範囲(S)すべてを選択(A)で画像全体を点線で囲みます。

レイヤーを使ったパス作成方法

⑨ 自動選択ツールで画像の透明部分(空白部分)をクリックし、外壁2F部分を点線化します。

レイヤーを使ったパス作成方法

⑩ 開口部も自動選択ツールで画像の透明部分(空白部分)をクリックします。開口部を除く外壁2F部分が点線化できたら、カラーツールの選択範囲⇒パス登録(マスク)ボタンをクリックします。

レイヤーを使ったパス作成方法

⑪ パスウィンドウにパス1と登録されたら、外壁2へ名前を変更します。

レイヤーを使ったパス作成方法

レイヤーを使ったパス作成方法

レイヤーを使ったパス作成方法

⑬ 背景の画像を再び表示させると下図のようになります。

レイヤーを使ったパス作成方法

現状外壁が1Fと2Fで分かれているのを1色にする場合

【現状】
通常このようなケースの場合は外壁1F、2Fと別々に範囲指定しパスを作成しておきますが、万が一ここから1色にしたい場合はシミュレーション時の色違い(色むら)を防ぐため、外壁全体(1F+2F)のパスも作成しておく必要があります。パスの作り方はこの上の外壁全体-外壁1F=外壁2Fを参照してください。

2色⇒1色へ


【2色⇒1色へのプロセス】
テクニックとしては、1Fまたは2Fのいずれかへ外壁色へ統一します。下図の場合は2Fの既存色へ併せたケースです。

2色⇒1色へ


色はどうするの?

スポイトツール

ツールボックスのスポイトツールを使って2Fの外壁の色を取得します。

2色⇒1色へのプロセス


① 1Fと2Fの色を合わせる

2色⇒1色へのプロセス

外壁1のパスより外壁1のレイヤーを作ります。

2色⇒1色へのプロセス

それに対してスポイトツールで取得した2Fの色で、カラーツール>有彩色への塗装をクリックします。ほんのり青く塗られます。

2色⇒1色へのプロセス

色の調整が必要となるので、カラーツールの目視調整塗りボタンをクリックし、下図のウィンドウを表示させます。

2色⇒1色へのプロセス

色彩の統一(O)をクリックし、選択している外壁2Fの色に色相をわせてくれるので、彩度明度をスライドさせなるべく外壁1Fに近づくよう、下図のように調整していきます。

2色⇒1色へのプロセス


② 1Fと2Fの画像を合成し、外壁全体の背景を作る

レイヤーの背景(原画)をクリックして反転し、右クリックのポップアップメニューより、レイヤーを複製をクリックします。

2色⇒1色へのプロセス

下図のメッセージが表示されたら、OKボタンをクリックします。

2色⇒1色へのプロセス

レイヤーウィンドウに新たな背景のコピーが作られます。

2色⇒1色へのプロセス

レイヤーの外壁1(外壁1F)をクリックして反転させておきます。

2色⇒1色へのプロセス

右クリックのポップアップメニューより、下のレイヤーと統合をクリックします。

2色⇒1色へのプロセス

背景 のコピー外壁1(外壁1F)が合成され、外壁全体が2Fの外壁の色に統一された新な背景を作られます。これをに対して1色に塗り替える場合の背景として利用していきます。

2色⇒1色へのプロセス

この背景を使ったシミュレーションが下図の【完成】になります。


【完成】
全体を白1色にした完成系は下図のようになります。したがってこのようなケースの場合のパス作成は外壁1Fと2Fと外壁全体(1F+2F)と3種類用意する必要があります。

2色⇒1色へ

正面と側面で影と日向の部分でかなり色が違う場合

側面処理

通常外壁全体で塗り替えた場合は下図のようになり、画像そのままで忠実にシミュレーションしていますが、日なたの部分をなるべく指定した色に近づけるまたは日陰の部分に合わせる場合は下記の処理を施す必要があります。

側面処理


側面処理のパス作成

側面処理のパス作成

① 外壁全体のパスを作ります。

側面処理のパス作成

② 多角形ツール現在の選択範囲から一部削除モードで外壁全体から影部分の面を削除します。

側面処理のパス作成

残った部分が外壁左面(日向部分)のとなるので、これを外壁左面としてパスを作ります。

側面処理のパス作成


側面処理のシミュレーション

側面処理のパス作成

① 外壁全体のパスで全体をシミュレーションします。

側面処理のパス作成

② 外壁左面(日向部分)のパスを外壁全体のシミュレーションに併せてシミュレーションします。

側面処理

このとき目視調整塗りを使いながら色を調整しながらを合わせていきます。

側面処理

③ 完成

側面処理

側面処理のシミュレーション応用

提案力UPに!
サイディング1色から帯を入れて2色へのデザインシミュレーション!